「良い腕時計」の必要性
1 ファッション的に目立つアイテム
身体の末端に位置するものは目立つ、トレンドによって大きく変わらないものだから。
とにかく高級なものをと推すわけではないが、誰でも買えるものではないものほど、差別化できる(お洒落になれる)。
2 ファッションは歴史的文脈から成っているから
歴史的な背景を踏まえて、だからこの着こなしやアイテムが生まれて流行っているということを理解していると良い。
欧州は「受け継ぐ」文化があって、スーツの着こなしを父親が息子に教えたり、親が使った革製品を子供に譲ったりする。日本では、そういった文化はあまりない。
電池式(クオーツ)は基盤交換だが、機械式腕時計は修理可能で長持ちするし、上述のような文化圏では形見として子に引き継がれて使われたりする。
3 思ったこと
欧州の「受け継ぐ文化」についてMBさんが言及していましたが、日本の安全保障を考える上でも重要視すべきだと感じます。争ってまで守る価値がないからよいじゃないかという反論があるからです。
私の職場でも、組織を合理化していこうと文化的(現在からみると無駄・コスパが悪いこと)なものをなくしていこうとする動きがありますが、太平洋戦争や高度経済成長期の社会的価値観の変更による影響が大元にあるのかなと思いました。